INTERVIEW 企業インタビュー

高時地域づくり協議会さんにインタビュー🎙

2025.01.23

安心して子育てできる地域を、地域のみんなでつくりたいという思いから、
子育ての困りごとを調査したところ、多くの人が児童クラブを必要としていることがわかってきました。
そのことをもとに、協力してくれる人をチラシやクチコミで集めたところからが、児童クラブの始まりです。
また、「たかときの森」も、子どもはもちろん、大人もいっしょに過ごせる場の必要性や、災害や獣害で荒れてしまった場所をほってはおけないという思いから取り組みを開始しました。

子どもたちと関わりたい高齢者と親世代がつながり、幅広い支援の輪が広がりました。
地域住民の自主的な協力も増え、「手伝わせて」という声が自然と集まるようになりました。子どもたちも地域資源にふれることで地元愛が育まれ、「自分の地域は良いところだ」と感じるようになっています。
そんな子どもたちを通じて、大人も地域に対して貢献したいという想いを持っている人が多く、「あれをやってみたい」といった何気ない声を拾いあげ、大きな活動に発展することも。誰かがリーダーというわけではなく、それぞれができる分野で自然と助け合う文化が根付いており、できるときにできる人が、というゆるさが続けていける理由だと思います。

活動が地域に定着するまでの広報活動が一番の課題でした。
児童クラブ運営メンバーの声かけや地域の元教員、地元高校生などへの協力要請など、地道な活動を続けたおかげで、回を重ねるごとに協力者が増えていきました。
今後の課題は、これまで支えてくださっていた上の世代の引退に伴いその部分を担えるかどうかの不安があります。
また少子化により、子どもたちが自分たちの次の世代にも同じように関わりたいという想いをかなえ続けるにはどうしたらよいかも課題です。
日本全体を見ても、みんなが自分のことで精一杯で、個人主義が増えていますが、そういう社会情勢の中で、自分がやっていることが継続できるのかも課題です。

子どもたちと一緒に木を植えるうちに、森づくりの大切さを実感しました。
森づくりを大変な作業ではなく、卒業記念植樹など楽しい思い出づくりとして続け、地元に帰ってきたくなるような地域にしたいと考えています。

「まずは自分たちが楽しむこと」を大切にしています。
楽しさが広がることで、子どもたちも自然と参加したくなる環境が生まれます。頼れるところには頼り、無理せず楽しく取り組むことで、いくつになっても楽しみを見つけられる社会にしたいです。子どもたちにも、周りのために行動することが損ではなく、むしろ喜びにつながることを知ってほしいです。

地協の役員として活動し始めてから現在までをふりかえると、
役員さんたちの器の広さはもちろんのことですが、「児童クラブをつくる」という、大きな目標があり、なんとか実現したい!というその共通の目的達成のためにそれに関わる全ての人が一致団結できたというのも大きな要因なのかなと思います。
そういう経験から、地域の誰もがやりたいことを表現し、支え合える、そんな人が増えてくれたらいいなぁと思います。

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